2014年09月29日
母に追い帰された! (2)
(2)
目が覚めた。
いや目は覚めてはいなかった。
後で本当に目が覚めた時、どこにいたかが分かった。
そこには母(故人)がいた。
母のいる場所は白い雲に覆われていて上半身は見えるが、足下は全く見えない。
そこは何か入り口のようで、母は受け付けの仕事をしている。
建物の入り口なのか、場所への入り口なのかはっきり見えないので分からない。
何故か母の前には洗濯機らしきもの?が置かれている。
全体的に白い雲の中なので、細かいところまでは見えない。
色の無いその場所とは対照的で、原色の色糸で降り込んだ生地で、
丈の短い上着を私は着ていた。
(私の服へのこだわりと好みがこんなとこに出ている)
「これ洗って」と上着を脱いで母へ渡した。
白い雲の中で上着の色が際立っている。
「姉~姉え! (ねぇ~ねぇえ、生前母が私のことをそう呼んでいた。)
これは、洗えないよ」
「これを着て帰りなさい!」と強い口調で母が上着を私につき返した。
母は怒っているのではない。
でも強い口調で、はっきりと 「これを着て帰りなさい」 と言った。
母の意図が分らない私は、単純に洗濯機では洗えない素材の上着だから、
つき返されたと思った。
(ここで顕在意識が働くことが可笑しい。)
(でも後で母の意図が、思いが分かった時、私は声を上げて泣きました)
私は、母に言われるがままに帰ることにしました。
母のいた場所は、実家に近い場所にあったが、私はもうそこには住んでないので、
今住んでいる方角へ向かって帰り始めました。
家は歩いて帰れる距離ではないが方角的には正しく、
なぜか小学校の頃通っていた道を歩いている。
前にも夢にでたことがあるこの道は、大好きな道だった。
小学校の裏門につきあたる真っ直ぐなその道を歩きながら、
左へ曲がれば国道58号線に出れると考えている。
そして国道を南下すれば、家に帰り着く考えている。
(ここにも顕在意識が働いている)
ふと、気がつくと小学校へ続く道は、大きく道幅も広がっていて、
真っ直ぐに限りなく続いている!
小学校の裏門は何処にもない!
遮るモノが何一つない風景の果てを見ると、畏怖の念が沸きあがり、
前にも夢で見た終わりの無い、無限に続く状態がそこにはあった。
驚くことは、私が立っているそこは、もう道ではなく水深が浅い、広い川になって、
どこまでも続いている!
その川の真ん中に私は立っている。
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Posted by メイラ at 15:14│Comments(0)
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